2月11日(金)の今日は建国記念の日です。
政令で定められた日本の国民の祝日の一つで、1966年(昭和41年)に制定されました。
日本では、建国の日が明確ではないですが、建国をしのぶ日として法律に基づき「建国記念の日」が定められました。
日付は政令に基づき、建国神話(日本神話 ※天上や、どこか遠い国から英雄がやってきて、その土地に国を創設し、人々を治め、都を定めるというあらすじの神話)を基に日本建国日とされている旧紀元節(2月11日)と同じ日にされました。
世界の建国記念日
世界でも建国記念日を法律で定めて祝日とする国家は多く、何をもって建国記念日とするかは、国によって異なります。
アメリカ合衆国 7月4日
世界一メジャーな超大国 「アメリカ合衆国」。
そんなアメリカは建国記念日ではなく、独立記念日である7月4日を国民の祝日としています。
私たち日本人にはなんでもない一日ですが、アメリカ合衆国市民にとっては最大の祝祭日となります。この日はアメリカが今から約240年前の1776年のこの日に、イギリスから独立する「独立宣言」を採択した日として、一般的に「Independence Day インディペンデンス・デイ(独立記念日)」と呼称されています。
最も米国らしい祝日と言われ、独立記念日の一週間はクリスマス、感謝祭と並び全米が祝日モードとなり、ワシントンDC、ボストン等の都市では大型の花火打ち上げや屋外コンサートが行われ、米国内外から訪れる大勢の観光客で賑わうそうです。
中華人民共和国 10月1日
今やアメリカに匹敵するほどの大国であり、歴史も長い「中国」。
中国の建国記念日は通称・国慶節(こくこっけいせつ)と言い10月1日と定められています。また他の国と違い、この日をはさんで約1週間が大型連休となる中国の代表的な祝日で、この時期には中国人が一斉に国内外に旅行するシーズンとして知られています。
制定の由来は、1949年9月に中国人民政治協商会議において10月1日を国慶節と定めたことに由来します。これは、1949年10月1日に天安門広場にて中華人民共和国の建国式典(開国大典)が行われ、毛沢東により中華人民共和国の成立が宣言されたことにより定められました。
ロシア 6月12日
あのアメリカと冷戦を繰り広げ、おそロシアと呼ばれる大国「ロシア」。
そんなロシアは建国記念日ではなく、主権宣言記念日というもので、1990年に当時のロシア共和国がソヴィエト連邦からの独立を宣言した日が祝日となっております。通称:ロシアデー(ロシアの日)。
オーストラリア 1月26日
総面積は世界第6位であり大自然が広がる国「オーストラリア」。
通称:オーストラリアンデイと呼ばれるオーストラリアの建国記念日は1月26日です。
表向きは建国記念ですが、実は建国記念というわけではなく、オーストラリアに植民地化を目的としたイギリスの一団が到着した日にちなんで名付けられました。
1994年までは浸透していなかったのでですが、今では全土で祝日となっています。
浸透しなかった背景には、イギリスからの植民を肯定することへの反感であったり、先住民族アボリジニの反対があった、など・・・背景はかなり複雑です。
カナダ 7月1日
「カナダ」の独立記念日は7月1日になります。
1867年7月1日にイギリスから自治権を獲得した日で、植民地時代の終わりの日でもあります。
通称:カナダデーは、それはもうお祭り騒ぎ。
屋外ではパレード、野外コンサート、花火など、様々な催しが開催され、国中が大賑わいになるそうです。
ドイツ 10月3日
「アインシュタイン」など多くのノーベル賞の受賞者を輩出し、ビール産地としても有名な「ドイツ」
そのドイツの建国記念日はドイツ東西統一の日と呼ばれる10月3日です。
冷戦下でベルリンの壁によって東ドイツと西ドイツが分裂していましたが、1989年11月9日に壊され、1990年の10月3日に、東西ドイツの統一が宣言されました。
本来であれば11月9日が建国記念日となるべきですが、11月9日には、歴史上、「水晶の夜」というユダヤ人襲撃の日や、ヒトラーのミュンヘン一揆が同じ11月9日だったので、この日を祝日となってしまうことを問題にしたため統一条約の規定によって10月3日とされたそうです。
流行速報の声

祝日ですね~
まあ、日本では祝日ではない方もいます・・・( *´艸`)
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