2022年2月24日、人類の歴史にまた戦争の一ページが追加されました。
一連の流れ
2022年2月22日
「ロシア」のプーチン大統領が、「ウクライナ東部」で「親ロシア派勢力」が支配する地域の”独立”を承認。
簡単に言えば、「ウクライナ」の一部を「ロシア」が侵略した後、勝手に独立国家として「ロシア」側の国として承認した。
「ウクライナ」の一部を「ロシア」が侵略
↓
侵略されたウクライナの地域 「独立するわ」
↓
ロシア 「俺のもんな」
事実上、「ウクライナ」領土の一部を「ロシア」の管理下に置こうとする動き。
国際的に通用しない独自の判断で世界から批判を浴びる。
ウラジーミル・プーチン
正式名称はウラジーミル・ウラジーミロヴィチ・プーチン。
1952年10月7日 生まれ 現在70歳
ロシアの政治家、KGBの元諜報員。
2000年から2008年まで、2012年から2023年現在までのロシアの大統領。
(大統領任期は連続2期までと定められていたため、2008年~2012年までの4年間は大統領の座を降りる。)
大統領任期は当初4年であったが、2008年の憲法改正により大統領任期は6年に延長。
2012年「ロシア連邦大統領選挙」の「当選者(プーチン)」から適用された。これにより連続就任できる上限は12年となった。
2000年に大統領に就任して以降、20年にわたり権力を握り続けている。
現在2期目(通算4期)で2024年に任期満了を迎えるはずだったが・・・
Wikipediaより抜粋・出典
2022年2月23日
「ウクライナ」の情報セキュリティー当局が、複数の政府機関の公式サイトがサイバー攻撃を受けたとSNSに投稿。
サイバー攻撃を受けたのは「ウクライナ」の議会や外務省などの公式サイトで、攻撃は大量のデータを送りつけることでシステムをダウンさせる「DDoS攻撃」だと発表。
DDoS攻撃とは
「ウクライナ」では2022年2月16日にも「国防省」などの公式サイトがサイバー攻撃を受けていて、これについて「アメリカ」のホワイトハウスのサイバーセキュリティーの担当者は「ロシアが関与しているとみている」と述べ、警戒感を示す。
その後、「ウクライナ」を取り囲むように集結している「ロシア軍」の部隊が発覚。
それについて「ウクライナ」のゼレンスキー大統領は、「ロシア」が今すぐにでも「欧州で大規模な戦争」を始める可能性があると警告し、全土での非常事態宣言を発令。
期間は「24日」から「30日間」と定めた。
数時間後、「18歳」から「60歳」の市民を対象に兵士の予備役の招集を始めたと発表。
任務に当たるのは最長で「1年」だとしていて、「ウクライナ政府」は軍事侵攻への備えを一段と強化する。
ウォロディミル・ゼレンスキー
1978年1月25日 生まれ 現在45歳
ウクライナの俳優・コメディアン・政治家で、2019年5月から現職の第6代ウクライナ大統領。
俳優・コメディアン出身の世界でも異色の大統領。
Wikipediaより抜粋・出典
23日夜の演説で、ゼレンスキー大統領は「ロシア」のプーチン大統領との会談を模索したが失敗に終わったと述べる。(和平交渉失敗)
2022年2月24日
日本時間 午後12時(ウクライナ現地時間 午前5時)頃、ロシアが軍事作戦に踏み切る。
「EU(欧州(ヨーロッパ)連合)」が「ベルギー」の首都ブリュッセルで緊急の「欧州理事会」会議を開催。
※「EU(欧州(ヨーロッパ)連合)」の加盟国には
・ベルギー
・ブルガリア
・チェコ
・デンマーク
・ドイツ
・エストニア
・アイルランド
・ギリシャ
・スペイン
・フランス
・クロアチア
・イタリア
・キプロス
・ラトビア
・リトアニア
・ルクセンブルク
・ハンガリー
・マルタ
・オランダ
・オーストリア
・ポーランド
・ポルトガル
・ルーマニア
・スロヴェニア
・スロヴァキア
・フィンランド
などヨーロッパのほぼすべての国が加入している(スイスは加入していない)。
※「欧州理事会」は欧州(ヨーロッパ)のリーダー(つまり、「国家元首」や「政府の長」。日本でい言えば総理大臣クラス。)たちが、重要な問題を扱う機関のこと。ニュースでは「EU」の首脳会議と言われる。
書面で、「欧州理事会」の第3代議長であるミシェル大統領は
「ロシアの行為は国際法に違反しウクライナの領土の一体性と主権を侵害している。さらにヨーロッパの安全保障の秩序をも脅かしている」
と強調し、会議では「ロシア」への対応や「ウクライナ」への支援について協議することに。
シャルル・ミシェル
1975年12月21日 生まれ 47歳
「ベルギー」の政治家。
2019年12月1日より第3代「欧州理事会(おうしゅうりじかい)」議長を務めており、現職。
「欧州理事会(おうしゅうりじかい) 通称:EU MAG」は、「欧州連合(おうしゅうれんごう 通称:EU)」の主要機関。
加盟国の「首脳」、「欧州委員会委員長(おうしゅういいんかいいいんちょう)」らをメンバーとし、全体的な「政治指針」と「優先課題」を決定するEUの政治的最高意思決定機関。
(ニュースとかでは「欧州首脳会議(おうしゅうしゅのうかいぎ)」とよく言われる。)
それ以前はベルギーで「首相」を務めた。
ベルギー第69代首相 任期 (2014年10月11日 – 2019年10月27日)
Wikipediaより抜粋・出典
その後、ロシアは11の空港を含むウクライナ軍の80以上の施設を攻撃したと発表。
プーチン大統領は
「ほかに選択肢はなかった」
と述べ、「軍事侵攻」を正当化。
あくまでも「軍事施設」を対象にした攻撃であり、「民間人」に対する「脅威」はないと主張する。
2022年2月25日
日本時間の午前11時(ウクライナ現地時間 午前4時)頃、「ウクライナ」の首都キエフで複数の爆発音が聞こえる。
ゼレンスキー大統領は国民に向けて演説し、一連の攻撃で
・ウクライナ人137人が死亡し、316人がけがをしていること。
・国内にあるチェルノブイリ原子力発電所が激しい戦闘の末、ロシア軍の部隊に占拠された。
と明らかにする。
ゼレンスキー大統領は、「ロシア」による軍事侵攻を強く非難したうえで、「ロシア」との”国交の断絶”を表明。
その後、「ウクライナ軍」は、ロシア軍がウクライナの首都キエフ市内に侵入したと発表。
市民に対しては家から出ないよう警告する一方、「火炎瓶を作ろう」とも呼び掛ける。
「NATO」が東欧の加盟国の防衛を強化するために「NATO即応部隊」の一部を派遣することを決めた。
※「NATO(北大西洋条約機構)」は簡単に言うと、「NATO」に入ってる国が攻撃されたら、「NATO」に入ってる国全員で助けに行くぜ!という約束。
(元々は大国ロシア周辺の国同士が、侵略されないようにするために作られた。)
2022年2月26日
欧州連合(EU)と「アメリカ」、および同盟諸国は、国際的な決済ネットワーク「SWIFT」からロシアの特定の銀行を除外することに合意。
さらに「ロシア中央銀行」の資産凍結を行われる。
貿易などの送金でも使われる「SWIFT」からの排除は、実質、世界経済からの退出を意味する。
SWIFT(スウィフト)とは
出典:(C)SWIFT 国際銀行間通信協会
「SWIFT(英語: Society for Worldwide Interbank Financial Telecommunication )」とは、銀行間の「国際金融取引」を仲介するベルギーの協同組合であり、この組織によって提供される「決済ネットワークシステム」の名前のこと。
機能
SWIFTは簡単に言えば世界中の銀行で「メッセージ」を交換する仕組み。
資金移動を促進するわけではなく、正しくは支払い命令を送ることだけで、その命令は金融機関同士が持つ「コルレス口座(海外送金にあたりその通貨の中継地点となる銀行のこと。※日本であれば日本銀行のこと)」で決済される。
例
日本の「三井住友銀行」の口座保持者が、アメリカにある「ゴールドマンサックス銀行」のマイケルの口座に送金したいと考えた場合、
「ゴールドマンサックス銀行のマイケルの口座に1万ドルを送金する」
というメッセージを、「SWIFTNet」と呼ばれるネットワークを通じて、「ゴールドマンサックス銀行」まで送信。
「三井住友銀行」
↓
「FRB(アメリカの中央銀行 ※日本でいう「日本銀行」を経由)」
↓
「ゴールドマンサックス銀行」
に送信。
そして、このメッセージを受け取って確認した「ゴールドマンサックス銀行」に送金が始まる。
「三井住友銀行」から1万ドル+(もろもろの手数料)が「ゴールドマンサックス銀行」送金され、「ゴールドマンサックス銀行」がマイケルの口座に指定金額を振り込むことでやりとりが完了する。
なので、あくまでメッセージを送るだけ。
日本を含む200以上の国と地域が相互に接続され、世界中の1万1,000以上の金融機関の間でのやり取りが可能になっている。
2022年現在、1日の決済額は約5兆ドルと高額な決済はほとんどこのシステムでやり取りされており、国際取引において重要な「ネットワークシステム」。
2022年4月5日
ウクライナ南東部のマリウポリでロシア軍が虐殺。5000人以上の民間人が死亡。
ロシア・中国メディアは「フェイクニュース」だと報道する。
日本が制裁措置としてロシア・ベラルーシなどに向けた「輸出禁止措置」を導入。
各国でも同様の動きが加速する。
2022年4月7日
「米連邦議会」は、ウクライナに侵攻したロシアに「経済制裁」を科す「法案」を新たに可決した。
ロシアの製品に高い関税をかけて輸入を阻止できるよう、貿易上の優遇措置「最恵国待遇」を取り消す内容で、バイデン大統領が署名し成立する。
「最恵国待遇」とは、特定の国との「貿易」を差別しないため、各国に”平等に低い関税を適用する”制度。
「世界貿易機関(WTO)」は、各加盟国の間で”同待遇”を認め合うよう規定している。
「アメリカ」が最恵国に課している関税は「平均2.8%」だが、対象外の「北朝鮮」や「キューバ」は「平均30%超」で、「ロシア」も”同程度”になる可能性がある。
また、議会はロシアからの「原油」や「石油製品」の「輸入」を禁じる法案も可決した。
2022年4月9日
「ウクライナ」の首都・キーウに「イギリス」のボリス・ジョンソン首相が「電撃訪問」した。
ボリス・ジョンソン
1964年6月19日生まれ 58歳
正式名称はアレグザンダー・ボリス・ド・フェファル・ジョンソン 。
「イギリス」の第77代首相(在任: 2019年7月24日 – )で、保守党党首、庶民院議員(2期)を務めている。
2022年9月6日に、支持率低下で首相を辞任。Wikipediaより抜粋・出典
ゼレンスキー大統領と会談し、「イギリス」が「ウクライナ」に「装甲車」120台と「対艦ミサイルシステム」などを供与すると発表。
ジョンソン首相の「ウクライナ」訪問について「英首相官邸」は、「連帯の表明」だと説明し、「ロシア」による「軍事侵攻」が始まって以来、主要7カ国(G7)の首脳がキーウを訪れるのは初めて。
ブラックジョークがうまい。
支持率低下で、2022年9月6日に首相を辞任。
2023年現在は、通常の「庶民院(日本でいう自民党みたいなかんじ。)」議員。
2022年4月13日
ゼレンスキー大統領は、2021年に「ロシア」と通じていたことが発覚し、「国家反逆罪」で拘束された「ウクライナ」の「親ロシア派」の野党党首「ビクトル・メドベチェク」氏を、「ロシア側」の人間だとして「ロシア側」に”捕虜”として捕まっている「ウクライナ人の若者」との交換を提案した。
「ビクトル・メドベチェク」氏は、プーチン大統領が「娘の名付け親」だと公言するほど、プーチン大統領と親しく、「ゼレンスキー政権」が倒された場合、「ロシアの傀儡政権」の「指導者」として名前があがっていた人物だという。
2022年5月9日
ロシア首都モスクワで「対ナチスドイツ戦勝記念日」の式典が行われました。
「対ナチスドイツ戦勝記念日」は「第二次世界大戦」において1945年に「ナチス・ドイツ」が降伏し、「ソビエト連邦」が苛烈な「独ソ戦」を勝利したことを記念した記念日。
プーチン大統領は演説で
「NATO(北大西洋条約機構)が我が国に近い領土を開発しようとしていて、我々にとって直接的な脅威になっている」
と述べ、「NATO」を批判し、「ウクライナ」への「軍事侵攻」を”正当化”し「戦争継続」の意志を見せた。
2022年5月16日
「ロシア」による「ウクライナ軍事侵攻」を受け、北欧の「フィンランド」と「スウェーデン」が「NATO」に加盟申請することを正式に発表。
「マクドナルド」が「ロシア」国内約850店舗の営業を停止し、「ウクライナ侵攻」を続ける「ロシア」から完全撤退を発表。
30年を超える営業期間を経て、「ロシア」から完全に姿を消すことになる予定。
2022年6月12日
「マクドナルド社」が「ロシア」実業家・「アレクサンドル・ゴヴォル」氏に、800以上の店舗を売却完了。
「マクドナルド」の店舗を利用してブランドだけを変更した、ロシア資本の新しいハンバーガーチェーンは
「フクースナ・イ・トーチカ」(おいしい、それだけ)
という名称になり、営業を開始した。
ウクライナとロシアの『軍事力』比較
世界各国の「軍事力レベル」を分析し、発表しているアメリカの「軍事情報サイト」
「グローバル・ファイアーパワー(Global Firepower=GFP)2022年」で比較しています。
全140ヵ国。
ロシア 総合軍事力 第2位

140ヵ国中第2位と圧倒的軍事力を持つロシア。
・国連加盟国
・北大西洋条約機構(NATO)非加盟国
・核保有国
※北大西洋条約機構(NATO)とは
北大西洋条約機構(NATO:North Atlantic Treaty Organization)は「集団防衛」、「危機管理」及び「協調的安全保障」の三つを中核的任務としており、加盟国の領土及び国民を防衛することが最大の責務です。
アメリカ、フランス、イギリス、ドイツ、日本など現在30か国が加盟しています。
外務省より引用
※「NATO(北大西洋条約機構)」は簡単に言うと、「NATO」に入ってる国が攻撃されたら、「NATO」に入ってる国全員で助けに行くぜ!という約束。
(元々は大国ロシア周辺の国同士が、侵略されないようにするために作られた。)
「ロシア連邦軍」は
・「陸軍」
・「航空宇宙軍(諸外国の空軍に相当)」
・海軍
の3つの軍種と、
・「戦略ロケット軍」
・「空挺軍」
の2つの「独立兵科」から成る。
あの世界最強国家「アメリカ」と「冷戦」を繰り広げるなど、”対等に戦争できる実力”を保有する「軍事国家」。
PwrIndx(パワーインデックス)スコア(総合軍事力) | 0.0501 | 第2位 |
総人口 | 142,320,790 人(約1億4200万人) | 第9位 |
有効な人員(働ける人員) | 69,737,187 人(約7000万人) | 第9位 |
アクティブな人員(戦争にすぐ投入できる人員) | 850,000 人(約85万人) | 第5位 |
国防予算 | 154,000,000,000 ドル(約18兆円) | 第3位 |
総航空機 | 4173 機 | 第2位 |
総戦車力 | 12,420 | 第1位 |
総艦艇力 | 605 | 第2位 |
空母 | 1 | 第3位 |
ウクライナ 総合軍事力 第22位

140ヵ国中第22位とそこそこの軍事力を持つウクライナ。
・国連加盟国
・北大西洋条約機構(NATO)非加盟国 ※加盟する手続きをしていた。(これが戦争の原因)
・核保有国
以前は核保有率が、「ロシア」に次ぐ第3位だったが、「非核化宣言」を行い、非核保有国となってからは、軍縮も進み弱体化する。
PwrIndx(パワーインデックス)スコア(総合軍事力) | 0.3266 | 第22位 |
総人口 | 43,745,640 人(約4400万人) | 第34位 |
有効な人員(働ける人員) | 22,310,276 人(約2200万人) | 第29位 |
アクティブな人員(戦争にすぐ投入できる人員) | 200,000 人(約20万人) | 第20位 |
国防予算 | 11,870,000,000 ドル(約1兆3700億円) | 第20位 |
総航空機 | 318 機 | 第31位 |
総戦車力 | 2,596 | 第13位 |
総艦艇力 | 38 | 第53位 |
空母 | 0 | 第140位 |
参照
「グローバル・ファイアーパワー(Global Firepower=GFP)2022年」比較元サイト
この表から見ても圧倒的な実力差が浮き彫りに・・・。
ちなみに日本は
日本 総合軍事力 第5位

140ヵ国中第5位と上位の強国として認定されています。
・国連加盟国
・北大西洋条約機構(NATO)非加盟国
・核非保有国
日本は
・「陸上自衛隊」
・「海上自衛隊」
・「航空自衛隊」
の3部隊から構成され、「最高指揮官」たる「内閣総理大臣」および「隊務統括」を担う「防衛大臣」による文民統制(シビリアン・コントロール)の下、「防衛省」によって管理される。
PwrIndx(パワーインデックス)スコア(総合軍事力) | 0.1195 | 第5位 |
総人口 | 124,687293 人(約1億2500万人) | 第11位 |
有効な人員(働ける人員) | 53,615,536 人(約5400万人) | 第11位 |
アクティブな人員(戦争にすぐ投入できる人員) | 240,000 人(約24万人) | 第17位 |
国防予算 | 47,482,740,000 ドル(約5兆4000億円) | 第7位 |
総航空機 | 1449 機 | 第6位 |
総戦車力 | 1,004 | 第22位 |
総艦艇力 | 155 | 第19位 |
空母 | 0 | 第140位 |
海外のコメント

「眠れる巨人は起こさないのが一番、日本と戦争を起こした国は、悲惨な目に直面することになる。」

「奴らはスペシャルさ・・・」

「日本は中国、ロシア、アメリカの三大大国と戦争したことがある、非常に稀有な国だからね」

「”小さな島国の、小さな人間がだ。”10年で国を根こそぎひっくり返し、20年で中国と戦争し、40年でロシアと戦争し、80年で太平洋全域で戦争し、コテンパンンにのされたのに、世界第2位の経済大国になり、アメリカの横っ面を、札束でひっぱたきそうになった。」

「開国して、たかだが30年くらいで、清、ロシアと戦い、50年で世界と戦った。
アメリカにやられたが、経済でアメリカに追いつこうとした。こんなキチガイみたいな民族が、世界にいるか?」
使用された兵器
FGM-148 ジャベリン
「FGM-148 ジャベリン(英語: FGM-148 Javelin)」は、アメリカ合衆国で「ドラゴン対戦車ミサイル」の後継として開発された「歩兵携行式多目的ミサイル」。
射程距離は
・”三脚で地上設置して使った場合”は最大有効射程4000m。
・”歩兵が携帯する場合”の射程は2500m。
目標をロックオンすると、「熱線画像イメージ(熱を発する物体を画像化する)」を「ミサイル」が記憶し、「自動追尾」しながら「目標物」に攻撃できる。
戦車の装甲が比較的薄く、弱点である「上方」を狙い撃ちできる「トップアタック機能」があり、「ロシア陸軍」の「戦車」・「装甲車」等の「戦闘車両」に対して効果を発揮したことから、「ウクライナ」では「ロシア」への抵抗の象徴として「聖ジャベリン」、「守護天使」とも呼ばれている。
FIM-92 スティンガー
「FIM-92 スティンガー(FIM-92 Stinger)」は、「携帯式防空ミサイルシステム」。
「アメリカ」の「ジェネラル・ダイナミクス社」が1972年から開発に着手し、1981年に「アメリカ軍」に採用された。
「スティンガー」とは、英語で「毒針」という意味で、日本の「自衛隊」も 1983年度から配備している優秀な武器。
・射程 4000m
・速度マッハ 2.2
・全長 1.4m
・直径 7cm
・重量 10kg
・肩上重量 15.2kg
・赤外線誘導方式
・弾頭は「着発信管式破砕弾頭」 3kg。
主な有効対象物として
・「ヘリコプター」
・「対地攻撃機」
・「COIN機」
などであるが、
・「低空飛行中の戦闘機」
・「輸送機」
・「巡航ミサイル」
などにも対応できるよう設計されている。
このため、「誘導方式」には高性能な「赤外線・紫外線シーカー」が採用され、これによって高い「目標熱源追尾能力(発射後の操作が不要な能力)」を得ている。
スイッチブレード(自爆型ドローン)
「スイッチブレード(英: Switchblade)」は、「エアロヴァイロンメント社」が開発した自爆突入型無人航空機。(いわゆる「自爆ドローン」)
英語で「飛び出しナイフ」という意味。
・全長約61cm
・重量2.7kg
と、歩兵1名が背負って運べるほどの「コンパクトな兵器」で、「電気モーター」を動力とし、「約10分間」滞空することができる。
「迫撃砲」の様な「筒状の発射機」から発射され、「発射された機体」は折り畳まれていた翼を展開。
「固定翼機」の様な形態で飛行し、「コントローラー」で”遠隔操作”を行う。
「スイッチブレード」の「機首」部分に搭載された「高性能カメラ」から送られた「映像」と「赤外線センサー」で「偵察」が可能で、「偵察映像」で「攻撃目標」を「操作者」が確認して「ドローン」に指令を送ると、「敵」に向かって自爆する。
「攻撃」に「AI」等は介入せず、”攻撃の判断は全て人間”が行う兵器。
スターリンク
「スターリンク (Starlink)」は、「アメリカ合衆国」の民間企業「スペースX社」が開発を進めている「衛星インターネットアクセス計画」。
(※2023年現在)2500基を超える「小型衛星」と地上の「専用送受信機」とをつなぎ、「軍用」や、「科学」・「探検」などの用途に、”インフラのない全世界の地域にネットが使用できるようになる仕組み”。
最大で200Mbps出るという通信速度らしく(一般的に、ストレスなく通信できるのは10Mbps(スマホは5Mbps)~30Mbps程度)、使用すれば、地球上のどこでも普通にインターネットが可能とのこと。
仮に「宇宙」にある「小型衛星」が何基か破壊されたとしても、他の全ての「小型衛星」でカバーが可能で、「大量生産」のため補充もでき、「通信妨害」することが困難。
「妨害電波」を出したとしても「地球」は広大なので、事実上、「通信」を遮断することは不可能とされている。
将来的には「人工衛星」を増加させ、地球上のどこでも「ネット」を使用できるようにする計画で、10年におよぶ計画の総コストは、設計・製造・打ち上げなど100億ドル近くに達すると推計される。
「スペースX社」のCEO・「イーロン・マスク」氏が「ウクライナ」に提供し、「ウクライナ軍」の「通信」に多いに貢献、特に「通信」を必要とする「ドローン活動」に非常に効果を発揮した。
ウクライナ 分断と対立を生んだロシアとの根深い歴史
動画時間は長いですが、分かりやすく詳しい解説の動画です。
(オリラジのあっちゃんの解説)
【ウクライナ・ロシア情勢①】世界の紛争最前線をわかりやすく解説!
【ウクライナ・ロシア情勢②】ウクライナの思惑とアメリカはどう動くのか?
【ウクライナとロシアの関係史①】歴史的背景から見たウクライナ侵略
【ウクライナとロシアの関係史②】世界大戦とソ連に翻弄されるウクライナ
ロシアのウクライナ侵略やプーチンの戦略について
【ロシアのウクライナ侵攻①】NATOが動かない理由と、プーチンの恐るべき戦略
【ロシアのウクライナ侵略②】ウクライナはどうなるか?そして、日本は大丈夫なのか?
【プーチン①】ロシアのウクライナ侵略はプーチンの錯乱か?長期計画か?
【プーチン②】独裁国家の皇帝たちvs世界の警察官をやめたアメリカ
流行速報の声

ついに戦争がはじまりましたね。
まさかこの時代に起きるとは・・・
日本も北方領土に、この戦争によってロシアが侵略してこないとも言い切れません。
一番恐ろしいのはロシアに影響されて中国が侵略してくることですね。
第三次世界大戦になるのでしょうか・・
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