出典:攻殻機動隊 SAC_2045 公式サイト
著作権:©士郎正宗・Production I.G/講談社・攻殻機動隊2045製作委員会
フル3DCGアニメーション『攻殻機動隊 SAC_2045』SEASON2が2022年5月23日にNetflixにて全世界独占配信されました。

『攻殻機動隊』とは
『攻殻機動隊 THE GHOST IN THE SHELL』は、1989年に「ヤングマガジン増刊 海賊版」に掲載された士郎正宗による原作漫画作品。
科学技術が飛躍的に高度化した世界が舞台となっており、脳内で、会話通信やインターネットができたりする「電脳化」や脳、中枢神経を除く全ての器官が機械化された「義体化」された人間に加え、部分的な機械化を施したサイボーグ、AIで動くアンドロイドが当たり前に混在する社会となっている。
そんな世界で、テロや暗殺、汚職などの犯罪を事前に察知してその被害を最小限に抑える内務省直属の攻性公安警察組織である「公安9課」(通称:「攻殻機動隊」)の活動を描いた物語。
この作品を原作とする「押井守」監督による劇場用アニメ映画が1995年に公開された際には、国内外で高い評価を受け、アメリカではビデオ週間売り上げ第1位を記録する。また、SF映画の金字塔である『マトリックス』に影響を与えたとしても有名。
2002年、2004年、2006年にTVアニメ化され、こちらもアニメ界の名作として名高い。2017年には実写映画化されるなど国内外問わず人気作品である。
『攻殻機動隊 SAC_2045』 SEASON1
全ての国家を震撼させる経済災害「全世界同時デフォルト」の発生で紙幣の価値が突如無くなったことに加え、AIの爆発的な進化により、世界は計画的且つ持続可能な戦争“サスティナブル・ウォー”へと突入。
その為、卓越した電脳・戦闘スキルを誇っていた「草薙素子」と「バトー」たち元・公安9課のメンバーは内戦・紛争を渡り歩き、傭兵部隊として腕を奮っていた。
そんな草薙率いる部隊の前に、最新鋭の防壁を瞬時にハッキングできる驚異的な知能と、機関銃の弾丸の着弾位置を発砲前に把握して弾幕を回避することができる異常な身体能力を持つ“ポスト・ヒューマン”と呼ばれる存在が突如現れる。
苦戦を強いられる草薙達だが、なんとかその状況を打破。世界中に数人しか存在しない彼らは、核兵器へのハッキング、米軍基地を一人で壊滅寸前にさせるなど治安部隊では解決不可能な犯罪を引き起こしており、その存在は”人類共通の敵”として米国で超極秘事項とされていた。
“ポスト・ヒューマン”を制圧した実績から草薙達は、彼らは如何にして生まれ、目的は何なのかを調査するよう米国から依頼され、大国間の謀略が渦巻く中で再び“攻殻機動隊”が組織されていく。
『攻殻機動隊 SAC_2045』 SEASON2
草薙素子たち公安9課は、難民集団「N」を率いるシマムラタカシと邂逅する進化の特異点迫る廃墟・東京で、ポスト・ヒューマンのレイドが始まる――
2045年。全ての国家を震撼させる経済災害「全世界同時デフォルト」の発生と、AIの爆発的な進化により、世界は計画的且つ持続可能な戦争“サスティナブル・ウォー”へと突入した。
だが人々が、AIによる人類滅亡への危機を日常レベルで実感できるまでには衰退の進んでいない近未来――。電脳社会に突如出現した新人類“ポスト・ヒューマン”による電脳犯罪を阻止すべく、総理の密命により再び組織される公安9課。
日本においてポスト・ヒューマンに覚醒したとされるシマムラタカシの捜索中に失踪したトグサを追い、全身義体のサイボーグ・草薙素子率いる公安9課は、先の大戦で廃墟と化した東京へと向かう。そこで草薙たちを待ち受けていたのは、自らを「N」と名乗る難民集団と、介入するアメリカの特殊部隊だった。奪取された原子力潜水艦による核大戦の危機が迫るなか、公安9課、アメリカ、ポスト・ヒューマンによる三つ巴の戦闘が激化していく――。
公式サイトより引用
SEASON2では、ティーザートレーラーを観る限り、SAC2045からの新キャラクターである「江崎プリン」が“ポスト・ヒューマン”の可能性である示唆と「シマムラタカシ」ら“ポスト・ヒューマン”との戦いが描かれていましたね。
謎の単語”ビッグブラザー”からのメッセージなどが出てきたり、ますます謎が深まるばかりで、どういう展開になるのか今から楽しみです。
登場人物
草薙素子(くさなぎ もとこ)
声: 田中敦子
本作の主人公。脳と脊髄の一部を除き全身を義体化した女性型サイボーグで、9課の実質的なリーダー(現場指揮官)。
かつて軍に属していた過去から、9課面メンバーからは「少佐」と呼ばれる。
少女のような姿だが、凄腕のハッキング能力と卓越した戦闘能力を持つ世界でも屈指の義体使い。また的確な指揮能力を持ち、エスパーよりも貴重な人材と評される。再編された公安9課を率い、ポスト・ヒューマンと対峙する。
荒巻大輔(あらまき だいすけ)
声:SEASON1 – 阪脩 SEASON2 – 中博史
9課の課長。元陸上自衛軍情報部出身で、優れた政治的手腕と豊富な人脈を有する。権力欲や出世欲がなく、私情では動かない事をモットー。小柄で、サル顔の為、9課メンバーからは親しみを込めて「猿オヤジ」「オヤジ」と呼ばれる。9課のメンバーからは絶大な信頼を寄せられている知将。
総理の密命により公安9課再編を図り、自身も課長に就任。日本におけるポスト・ヒューマン対策に取り組む。
バトー
声:大塚明夫
「眠らない眼」を持つ元陸上自衛軍レンジャーのパワー型サイボーグ。筋肉質なゴツイ体型をしている。
性格はひょうきんで、人間味に溢れていており、銃撃戦や格闘戦に長けており戦闘能力が高い。また高度なハッキング能力を持ち、「少佐」からの信頼も厚く、彼女の不在時はバトーが陣頭指揮(じんとうしき)をとることもある右腕的存在。
傭兵稼業を謳歌していたが、再び公安9課に所属し、ポスト・ヒューマン対策にあたる。タチコマたちに特に慕われている。
トグサ
声:山寺宏一
元警視庁捜査一課特務班の刑事で、電脳化はしているがそれ以外はほぼ生身。
民間警備会社に勤めていたが、再び公安9課に合流。SEASON1のラストで謎の失踪を遂げる。
公安9課唯一の所帯持ちだったのだが、『攻殻機動隊 SAC_2045』SEASON1の時点で離婚している。
イシカワ
声:仲野 裕
元軍属で、主にネットでの情報収集を担当している情報収集・解析能力といった電脳戦のエキスパート。公安9課においては、電脳ダイブルームからの支援が多い。
「少佐」との付き合いは9課メンバー中で最も長く、彼女を「戦闘の天才」と評価している。(または「メスゴリラ」)。
サイトー
声:大川 透
狙撃のプロフェッショナルで、第四次非核大戦時は傭兵として活動していた。
左眼は人工衛星とリンクした狙撃支援システム「鷹の眼」と呼ばれる義眼となっており、狙撃時には人工衛星とリンクして狙撃の為の様々な情報を得る事ができる。義体化部位は左眼と左腕のみで、9課の中ではトグサに次いで少ない。
パズ
声:小野塚貴志
内偵調査や、ナイフを用いた近接格闘術を得意とする。人を欺く技術も高く、地道な捜査活動を得意とする。再編された公安9課に合流し、ポスト・ヒューマン対策にあたる。
ボーマ
声:山口太郎
元特殊部隊員で、特殊工作を得意とする爆弾の専門家。再編された公安9課に合流し、電脳による情報収集により部隊を支援する。江崎の指南役として、面倒見のよい一面も。
タチコマ
声 : 玉川砂記子
人工知能(AI)を搭載した多脚思考戦車。
自ら思考して自立行動をすることができる。熱光学迷彩や各種兵装の他、搭乗可能なポッドを備えており、4つ(または6つ)の脚と2つの腕をもち、機関銃やランチャーなどの攻撃機能を所持している。
新生公安9課において、旧型と新型がともに運用されており、バトーが好き。
江崎プリン
声 : 潘めぐみ
再編された公安9課の鑑識担当の赤服ではあるが、自主的に情報収集から事件捜査までを行う新メンバー。飛び級でMITに入学した才女。バトーに特別な感情を抱いている。
”ポストヒューマン”である可能性が示唆されている。
久利須・大友・帝都(クリス・オオトモ・テイト)
声 : 喜山茂雄
日本国初の元アメリカ国籍の総理大臣で、アメリカからの要請により公安9課再編の密命を荒巻に下した。国家を憂いつつも、”ポスト・ヒューマン”対策に臨む。
ミズカネスズカ
声:庄司宇芽香
元数学オリンピックチャンピオン。日本においてポスト・ヒューマンに覚醒したとされる一人。新浜国際空港でその姿が捉えられるが、行方をくらます。
シマムラタカシ
声:林原めぐみ
14歳の中学生。日本においてポスト・ヒューマンに覚醒したとされる一人。“シンクポル”と呼ばれるシステムの作者と目される。自身の過去を追うトグサの前にその姿を現す。
『攻殻機動隊 SAC_2045』 楽曲
オープニングテーマ
millennium parade – 『Secret Ceremony』
エンディングテーマ
millennium parade -『No Time to Cast Anchor』
ロックバンド「millennium parade(ミレニアムパレード)」がSEASON2のオープニングテーマとエンディングテーマを担当。
オープニングテーマ『Secret Ceremony(シークレット セレモニー)』が2022年5月20日(金)、エンディングテーマ『No Time to Cast Anchor(ノー タイム キャスト アンカー)』が5月27日(金)に配信リリース。
また、両楽曲とも6月1日(水)にCDシングルとしてリリースされる。
「Secret Ceremony」は、直訳すれば、「秘密の儀式」。「No Time to Cast Anchor」は「錨(いかり)を降ろしている暇はない」。
楽曲を担当したmillennium parade(ミレニアムパレード)の常田大希は『攻殻機動隊 SAC_2045』について、
攻殻機動隊は自分にとっては特別だ! 自分にとってはホームグラウンドのような作品であると同時に、永遠の憧れでもある作品です。 ジャパンアニメーションの金字塔である攻殻機動隊の新シリーズに2期連続で声かけていただけた事をとても嬉しく、また誇りに思います。
と喜びを語っている。
millennium parade(ミレニアムパレード)とは
millennium parade(ミレニアムパレード)は、King Gnu(キング・ヌー)のメンバーでもあるミュージシャン・常田大希が主宰する音楽プロジェクト。愛称は「ミレパ」。
現在、数量限定となる完全生産限定盤「STEALTH MOTOKO EDITION」が発売中。
「STEALTH MOTOKO EDITION」は「攻殻機動隊」の光学迷彩をモチーフにした特製ケース仕様と世界初の没入型デジタル音楽フェス「Splendour XR」で行われたミレニアム・パレードライブステージが収録されているBlu-rayが附属されている豪華なラインナップとなっています。
限りがありますので、ご予約はお早めに。
限定盤
通常盤
ちなみにSEASON1の楽曲はコチラ
SEASON1 オープニングテーマ
millennium parade – Fly with me
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流行速報の声

これは、もう見るしかない!
そう囁きますね 俺のゴーストが
new 視聴した感想(※ネタバレ含みますかも)
とりあえず一言

攻殻機動隊 最高!
やはり期待を裏切らないですね。
まず最初のOPで心を掴まれました。美麗映像(制作・Production IG)とmillennium paradeによる壮大な楽曲の融合。一流同士のコラボは超一流の作品をうみだしますね~(しみじみ・・・)
EDもオシャレな感じで好きですね。個人的に楽曲はEDのほうが好みでした。
ストーリーは従来の単発ものがなく、伏線が散りばめられた1話ごとに繋がっていく形式。
いきなり女性のポストヒューマン・ミズカネスズカが登場してました。(ロケットランチャーとヘビーマシンガン持参で初登場)
しかもこのミズカネ、一人で公安9課や米軍特殊部隊を相手にして互角以上に戦って生き残るし、「原子力潜水艦」を単独で乗っとたりとハチャメチャなお人(もはや人ではないか・・・)。
シマムラタカシが”ポストヒューマン”の親玉っぽく描かれてますが、個人的にミズカネが”ポストヒューマン”の中で最強なのでは?という印象でした(笑)。
タカシは終盤以外特に出番なし。しゃべんねーし(笑)。
後、他のポストヒューマンってどこ行ったの?(;´・ω・)なんか作中では世界中にいるって言ってなかったっけ?
2人だけ? 他いないの?って感じが若干ありました・・・・(笑)
あと、課長の声が「阪 脩」さんから「中 博史」さんにかわってましたね。最初は違和感ありましたけど、慣れるとこれはこれでいいんじゃないかと思います。阪さんは御年90歳を超える御老体なので、世代交代です。しょうがないです(>_<)
んで、トレーラー通りプリンが”ポストヒューマン”になっちゃいましたね。
なんで”ポストヒューマン”になるかってーと毎度おなじみ
米国のせいですね。
”アメリカが生み出したAIが電脳に干渉して「ポストヒューマン」を生み出す”という被害者であるプリンちゃん。
最初は”バトーさん大好きッ娘”なんだな~という印象でなんとも思ってなかったですが、ストーリーが進むごとに結構好きなキャラにランクインしてました。
ラストシーンは難解なので賛否両論あるみたいですが、個人的には良いと思ってます。
最初は”???”て感じで思考停止してましたが、「進化の果てを受け入れたんだな~」という自分の中の勝手な解釈で納得しました。
あの終わり方なので『攻殻』シリーズも最後になるのかと思われますが、田中敦子さんと大塚明夫さんが生きてる限り、Production IGには頑張ってほしいですね~。
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